子供がいると、どうしても他の子と比べてしまったり、自分の子供が変わったことをしていると将来どうなってしまうのかと心配してしまうことがありますよね。
そもそもそういう方は、私も含めて自分と他の人を比べてしまいがちです。
私自身は「普通は〜」とか「みんなは〜している」という言葉を言われるのが昔から苦手です。
自分を型にはめてしまうこと程、苦しいことはありません。
でも私は、子供の頃からみんなと同じように行動することに慣れてしまって、気が付けばそれが当たり前になってしまっていました。
そうじゃないと社会生活が成り立たないので、仕方なかったのだと思います。
子供が小学校に上がってからは、益々考え、悩むようになりました。
口では「あなたらしくいれば良いんだよ」と言えても、自分の子供が学校に通えなかったり、他の子より勉強ができなかったりしたら不安になってしまうのです。
思えば私も子供の頃は、親をかなり心配させたのでしょう。
他の人には簡単にできることでもできないことが多かったですし、頑固で融通がきかずやりたくない事は、絶対にやらない。友達も少なくグループに加わるのも苦手でした。
今思えば、少し変わっていたのかもしれません。そのためかいじめられることもしばしば。
昨年は学校に長く滞在することが多く、たくさんの子供と毎日接する機会があり、なかなかできない経験をさせてもらいました。
接していて分かった事は、一人一人とても個性があって、変わっていない子はいないこと。
私も子供の頃はそうだったと、思い出させてもらった気がします。
できることが多いから良い、できないことが少ないから悪いということもない。
それも全て個性だと思っています。
一人一人育ってきた環境、性格が全て違うのだから比べても意味がない。
それよりもどう生きるかが大事。
自分の中にある常識に縛られず、自分らしく生きていけたらそれが一番良い。
人生に「普通」なんてないはずだし、「普通」に縛られず自由に生きたいはず。
でも自由は未知で怖い。
これはきっと乗り越えるしかないのでしょうね。